なんと!季節限定でジビエが味わえるお店が茨城にありました。
マスターが北海道で仕留めた「鹿肉」が食べられるお店
手作りハンバーグ・ソーセージが食べられるということでふらっと入った「ワイルドライフ」さん。こちらで衝撃的な出会いがありました。
メニューを見ていると、季節限定品で「鹿ステーキ」「鹿ハンバーグ」の文字が!えっ、鹿!?
聞くとマスターが北海道で狩ったエゾ鹿を提供しているとのこと。しかも、「猟の季節が始まったばかりで、今週の木曜日に初めて肉がとどいたんですよ。昨日からお店に出しています。毎年待っている方達からはどんどん予約が入っている状況なんですよ。」って。
うわー、昨日から始まったの!なんてタイミング。これは食べるしかないと思い、「鹿ステーキ」注文しました。
「鹿ハンバーグ」の方はある程度鹿を仕留められないと提供できないんですって。「今年はまだ7体仕留めたところだから、もう少し肉が手に入らないとハンバーグは出せないですね。」って、しょっぱなから話がワイルドで面白い。
ハンバーグは、中に角切りステーキがごろごろ入っているそうで、なんだか想像つかない。気になるなー。
ワイルドなイメージの鹿肉だけど実は女性におすすめ
さあ、やってきました「鹿ステーキ」(180g ¥2,600)。
見るからにおいしそうでテンションあがります。鹿肉って初めて食べたけど、全然くせがなくてさっぱり。「おいしいお肉」の味です。じゅわっと柔らかくて、塩コショウだけでも十分おいしくいただけました。
牛肉のステーキですって出されたら、最後まで牛肉だと思って食べてしまうと思う。それくらい私には食べやすかったです。
こんな鹿肉が食べられるのは、マスターが仕留めてその場で血抜き、解体を行ったものが送られてくるから。丁寧に処理されているからおいしくいただけるんですね。
鹿肉って、鉄分が豊富で高たんぱく、低脂肪だから女性にすごくおすすめだそうですよ。
こちらはチーズ入りビーフハンバーグ。ジビエはちょっと苦手かもという夫がオーダーしました。2歳の娘にもこちらを取り分け。スパイスの効いたハンバーグで、手作りのソースがおいしかったです。チーズが大好きな娘はチーズのところばっかり食べてましたが。
300円プラスすると手作りソーセージが追加できます。5種類あって、そのうち3種類がスモークしたもの。私はガーリックソーセージが気になりましたが、今回は子供も食べやすいものということでスモークされていない、玉ねぎ入りのチュバチッチソーセージを注文しました。これもおいしい。
パンかライスを選べて、スープとサラダ、飲み物(アイスクリームに変更可能)がつきます。コーヒーはサザコーヒーで、笠間焼のカップで出してくれました。
おなかいっぱい、かなり満足できました。
ワイルドな話も魅力のひとつ
マスターの奥さん(たぶん)が一人でお店を切り盛りされていたんですが、気さくにいろんな話をしてくれるんですよ。
・鹿肉を目当てに来るお客さんは、ステーキ派とハンバーグ派にくっきり分かれる。女性はハンバーグ派が多い。
・鹿は臆病な動物なので、車で森に入っていくだけでも隠れてしまう。狩猟が難しい動物。
・一人で猟をしているマスター。血抜きをした肉をいったん土に埋めて翌日取りに行った時、熊に掘り起こされて持っていかれたことがあった。鹿を仕留めた後に解体作業をしている時が一番危険で怖い。
・熊の肉が送られてきた時は大騒ぎした。常連さんは「右手が食べたい」「左手が食べたい」などで大盛り上がりした。
とか、普段聞けない話に引き込まれました。
レストランに入ってお店の方とコミュニケーションとることってそんなにないんですが、とても明るい方で居心地よかったです。最後には娘に熊の皮まで触らせてくれました(店内に敷いてあるんですよ)。
ぜひまた行きたいですね。
「ワイルドライフ」の基本情報
マスターが建てたというログハウスが目印。店内には熊グッズがたくさん置かれていました。
「鹿肉はちょっと…」という方や子連れでも、おいしい手作りハンバーグやソーセージがあるので大丈夫ですよ。鹿肉は季節限定で3月くらいまで。仕留められる量にもよるので価格は変動することもあるそうです。
鹿肉を確実に食べたいなら予約した方がいいみたいですよ。
「ワイルドライフ」
住所:茨城県笠間市小原4482-1(水戸市内原のイオンから車で10分くらいです)
電話:0296-77-4682
営業時間:11:00~21:30
定休日:水曜日
駐車場有り
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