マンション1階のデメリットとしてよく言われるのが、防犯面での心配。
1階は空き巣などに入られやすいんじゃないか?ってイメージがあるけれど、実際はどうなのかを明らかにしていきます。
[st-kaiwa1]実態がわかれば、対策も立てやすいよね![/st-kaiwa1]
ピンポイントで防犯するべき場所も分かるので、マンション1階に住んでいる方や、これから住もうと思っている人は必見!
マンション1階は本当に危険なの?
まず気になるのは、マンションの1階は本当に危ないのか?ってこと。
警察庁が発表している平成30年の統計データがあるので、見ていきましょう。
侵入窃盗というのは、空き巣・忍込み(寝ている間に侵入して金品を盗む)・居空き(住人に気づかれずに侵入して金品を盗む)こと。
[st-kaiwa1]ようするに、泥棒ってことね![/st-kaiwa1]
データで見ると、
3階建て以下の共同住宅 11.9%
4階建て以上の共同住宅 4.1%
となっています。
住宅としては、1戸建ての方が共同住宅の2倍以上侵入窃盗被害の件数が多いんですね。
[st-kaiwa1]1戸建て住宅の方が狙われるんだね![/st-kaiwa1]
とは言っても、マンションやアパートの共同住宅で侵入窃盗被害があるのも事実です。
マンションの何階が狙われているの?
残念ながら何階が一番被害が多いのか統計データは見つけられませんでした。
ただ、一般的に侵入しやすいと言われているのは、1階・2階・最上階です。
1階と2階は足場があって窓から入りやすい、最上階も屋上からロープなどを使ってベランダに侵入しやすいからです。
とはいえ、隣の建物が近かったりすると足場になるので、他の階でも簡単に侵入することはできちゃいます。
しっかり気を引き締めて防犯していきましょう。
どうやって家に侵入してくる?
さてお次は、侵入方法を見ていきましょう。
どうやって家に侵入するケースが多いのかがわかれば、そこの対策を強化すればいいですからね。
どこから侵入してくるか?
データを読み解くと、マンション1階は窓からの侵入が多いということがわかります。
3階建て以下の共同住宅の場合、一番多いのは窓からの侵入で53.3%。
その次が表出入り口で34.8%。
窓と玄関の2つ合わせて9割近くとなっています。
1階・2階・3階だと、どの階も窓からが入りやすいんですね。
4階建て以上の共同住宅の場合は、表出入り口からの侵入が半分以上の54.1%。
その次が窓で32.9%。
4階建て以上の高い建物になると、窓から侵入しずらい階が増えてくるので表出入り口からの侵入が多くなるのかなと思いました。
ただ高層マンションでも1階や2階などは窓からの侵入もあるので、やはり3割近くは窓からとなっているんでしょうね。
どんな方法で侵入してくるか?
侵入方法は、3階建て以下も4階建て以上もトップが無締り。
[st-kaiwa1]つまり、鍵をかけていなかったっていうこと![/st-kaiwa1]
このことからわかるのは、防犯の基本である「鍵をかける」ことを徹底するだけでも被害にあいにくくなるということ。
とにかく窓と玄関のドアには鍵をかけましょう!!
次に多いのがガラス破り。
こちらは防犯グッズを使って対策をとっていくことになります。
別の記事でくわしくまとめてあります。
>>「ガラス破り対策!賃貸の窓の防犯でやっておくといいこと。」を読む
まとめ
1戸建て住宅ほどではないけれど、マンションも泥棒被害への対策をしっかりとっていった方がいいですね。
以外にも侵入方法で一番多いのが無締り。
基本ですが、玄関のドアと家の中の全ての窓の戸締りに気を配りましょう。
わたしがついやってしまうのは、窓のカギのかけ忘れ。
子どもがベランダに出たあとカギをかけずにそのままになっていたり、また出るつもりでカギをかけずうっかり忘れてしまったり。
マンション1階だと、窓からの侵入が特に多いのでこれは要注意です!
ガラス破りの対策も手ごろなグッズがあるので、外から見えにくい位置にある窓にはやっておくと安心です。
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