知らない土地で生活するための情報を探すのに必要不可欠なインターネット。
ネット環境を整えて暮らしたい、という転勤族は多いですよね。
ただ、引越しが多いと最適なインターネット回線を選ぶのが大変という現実もあります。
とにかく種類が多くて、よくわからない…
引っ越しの時に解約することになり違約金をとられた
こんな方も多いのでは!?
実はわたしも、インターネット回線のことがよくわかっていないうちのひとりでした。
転勤族に向いているインターネット回線がどんなものかよくわからないまま、なんとなく夫におまかせ。
でも次の引っ越しではネット環境を見直したいと思い、一念発起して調べた内容をまとめます。
詳しく調べれば調べるほどややこしいインターネット回線の世界。
苦手なわたしが調べてみてわかったのは、全体像がわからないと比較のしようがないということ。
- インターネット回線の基本的な仕組み
- 引っ越しの多い転勤族に向いている回線
こんなふうに、全体像を説明してから転勤族に向いている回線の話をしていきますね。
インターネット回線の基本的な仕組み
いきなり個別回線の比較をしても基本がわかってないと比べようがないので、
- インターネット回線の基本的な種類
を簡単な言葉でお伝えしていきます。
インターネット回線の種類
まず、インターネット回線は大きく2つのグループに分けられます。
固定回線とモバイル回線です。
この2つはさらに細かく枝分かれしていきます。
固定回線には、「光回線」「ADSL」「CATV」の種類があります。
モバイル回線には「4G/LTE」「WiMAX」「クラウドSIM」の種類があります。
ここまでくると、聞いたことのある名前が出てくる!
固定回線とモバイル回線、どっちがいいの?
どっちがいいの?っていうのは何を重視するかによって変わってきます。
- インターネットの使い方
- 引っ越しのしやすさ
- 金額
この3つの側面から、どちらがいいのか比べてみますね。
あなたにとって優先順位の高いもので比較して選ぶと、満足度があがります。
ちまみに、わが家は使い方重視。
引っ越し頻度は3年に1回くらいなので、日常の生活での使いやすさを重視しています。
使い方で選ぶ
通信容量や速度の面から考えてみましょう。
固定回線が向いているのは、家族帯同で暮らしていて、みんながスマホやパソコンなどを使っていて、YouTubeや動画配信をよく見る人。
固定回線は通信が安定していて、使い放題なので容量を気にせず使えます。
モバイル回線が向いているのは、単身赴任や一人暮らしで、動画は帰宅してから少し見るくらいで、外でも気にせず使いたい人。
モバイル回線は持ち運びしやすいのがいいところだけど、基本的には使いすぎると通信制限がかかります。
だいぶざっくり分けたけど、イメージはこんな感じかな。
ちなみにわが家は、固定回線を使用しています。
スマホ2台、タブレット2台、パソコン1台があって、夫はオンラインゲームをするし、子どもはユーチューブやAmazonプライムで動画を見るのでモバイル回線だとキツイですね。
引っ越しのしやすさで選ぶ
引っ越しのしやすさだけで選ぶなら、断然モバイル回線です。
普段使っているルーターを持っていくだけで使えますから。
固定回線の場合だと、引越しの度に機械を返却したり、新たに回線工事を行ったりする必要があるんです。
回線工事費用や手数料がかかったり、手続きを申し込んでから新居で使えるようになるまで1か月くらいかかりますし。
つまり、固定回線は引っ越しによってお金と手間がかかってしまうんですね。
ただ、気を付けたいのは住む地域が変わると通信状況が変わること。
引っ越し先では全然電波が届かなかったり、そもそもサービスの提供自体がなかったりします。
どちらにもあることだけど、モバイル回線の方が地域に左右されやすいみたい。
都会と田舎を行き来する、遠い地方に転勤することがある、という方はなるべく大手で全国展開している会社を選びましょう。
金額で選ぶ
金額の安さで選ぶなら、これもモバイル回線の方が安いです。
固定回線はすごく高いというイメージがあるけれど、最近は月額料金はけっこう下がってきている印象。
【金額の一例】
固定回線 ソフトバンク光のマンションタイプ | 一か月3,800円 |
モバイル回線 WiMAX(とくとくBB) | 一か月2,590円 |
気を付けたいのは、固定回線の引っ越し費用のこと。
開通工事費用がかかるのと、2年契約縛りなどがある会社が多いので解約時の違約金がとられるところに注意です。
住所変更をして継続利用をしようと考えていても、引っ越し先でサービスが提供されていなくて仕方なしに解約する、ということも考えられますからね。
また、住所変更をして継続利用できたとしても、引っ越し先の家で回線工事を行う時に工事費用がかかることもあります。
ただその分、固定回線は「乗り換えキャンペーン」などで2万円程度のキャッシュバックを用意している会社も多いんです。
キャッシュバック分を工事費用に充てるという考え方をすれば、そこまで大きな負担にはならない場合もありますね。
転勤族が使いやすいインターネット回線は?
さて、ここまでで自分には固定回線とモバイル回線のどちらがいいのかイメージできたでしょうか。
ここからは、転勤族が使いやすいインターネット回線を、固定回線とモバイル回線ごとに紹介していきます。
固定回線
固定回線には大きく3つの回線の種類があります。
【固定回線の種類】
光回線・・・光ファイバーを使って通信
ADSL・・・電話回線を使って通信(サービス終了が決まっている)
CATV・・・ケーブルテレビの回線を使って通信
基本的には、光回線一択ですね。
ADSLは消えゆくサービスですし、CATVはケーブルテレビ利用者でなければメリットがない(光回線より速度が遅くて料金が高い)です。
光回線の種類
光回線の中にもさらに種類があって、大きく4つに分けられます。
フレッツ光回線はNTT東日本/西日本のサービスなので、全国展開しています。
それ以外の光回線は、サービス提供していない地域がまだまだあるので、どこに引越しするかわからない転勤族は避けたほうが無難。
【auひかり回線(戸建てタイプ)のサービス提供していない地域】
大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀、愛知、岐阜、静岡、三重
【NIRO光のサービス提供していない地域】
東北地方、関東地方の一部、中部地方の一部、近畿地方の一部、四国、中国地方の一部、九州地方の一部
【地方電力系の光回線】
基本的にサービス提供はそれぞれの地域のみ
転勤族は、最も利用者の多い大手の回線を使うのがベストです。
運よく対象地域への引っ越しになったとしても、借りるマンションがその回線を引いていないなんていうこともありますからね。
全国展開している「フレッツ光」の回線を使うネットサービスを選びましょう。
フレッツ光の種類
ようやくここから、どのインターネット回線業者がいいのかという話になってきます。
フレッツ光の回線を使っているネット業者は図の通り。
NTTが提供している「フレッツ光」と、他の企業がNTTとコラボしてサービスを提供している「光コラボ」に分かれます。
どれも同じ回線を使っているので、全国展開しています。
「フレッツ光」はNTTとは別にプロバイダとの契約をする仕組みなので、2社にお金を払うことになります。
手続きが複雑になるのと、金額が高くなるのがデメリット。
「光コラボ」ではお金を払う先が1つ。
もちろんプロバイダを選ぶことができますが、セットの契約といったイメージ。
光コラボの方が引っ越しなどの手続きがわかりやすく、金額も抑えられます。
~ちょっと休憩~
一気にここまできたけど、ハテナが浮かんでいませんか?大丈夫?
わたしは最初、何がなんだか…でした 笑。
説明で出てきたサービスの関係図をまとめておきますね。
どの光コラボがいいの?
先ほども言ったように、転勤族なら大手の会社が安心。
基本的には、使っているスマホの会社と同じところでインターネットを契約するとセット割引きが使えるのでお得です。
スマホをドコモで契約しているなら、ドコモ光!という感じ。
ドコモ利用者 | ドコモ光 (スマホセット割引 最大1,000円引き) |
ソフトバンク利用者 | SOFTBANK光 (スマホセット割引 最大1,100円引き) |
au利用者 | BIGLOBE光 (スマホセット割引 最大1,000円引き) |
その他 | enひかり (解約期間のしばりなし!) |
格安携帯を使っている場合や、とにかく解約期間のしばりがない方がいいという場合は「enひかり」をチェック!
悩むようなら、スマホと同じ会社のネット回線と、enひかりの料金を比較してみて決めるといいかなと思います。
スマホの契約プランによって割引料金が変わってくるので、実際に試算してみて決めてくださいね。
試算する時には、引っ越しした時の工事費用や、もしも解約したら手数料がいくらになるのかも含めて考えて!
でね、本当にややこしいことにこれらの光コラボを取り扱っている会社が山ほどあって、どの会社から申し込むかでキャンペーンや付帯サービスが変わってくるんですよ!
例えば「ドコモ光」の場合、ドコモ光を使うためのプロバイダが20種類以上あって、申し込める窓口は家電量販店やネットなどたくさんあります。
インターネット業者を決める前に確認したい大事なこと
もし、引っ越しするのと同時に固定回線の見直しを考えているようなら、通信会社を決める前に確認すべき大事なことがあります。
それは、引っ越し先の新居でどんなインターネット回線が使えるのかを調べること!
物件によってすでに回線が引かれていれば工事費用がかからなかったりすることもあります。
せっかく試算してみて決めた業者が、新居ではサービス提供外のこともあります。
不動産屋さんに確認するのが一番ですが、いくつもの物件を管理していたり、ネットの知識に疎い場合もあります。
そんな時は、引っ越し先で使えるインターネット回線を無料で調べくれる、「引っ越しラクっとNAVI」のサービスを利用しましょう。
不動産屋さんでは手が回らない細かい情報まで調べてもらえて、ネット回線選びがラクになりますよ。
>>引越し先のインターネット環境を無料で調べてくれる【引越しラクっとNAVI】
モバイル回線
単身で引越しをしたり、家族で住むけどネットはあまり使わない場合はモバイル回線を利用するのがいいでしょう。
引っ越しの時にはそのまま持ち運んで使い続けることができます。
いわゆる、ポケットWiFiと言われるものですね。
モバイル回線は、大きく分けて3つの種類があります。
LTE・・・それぞれのスマホ回線を使用
WiMAX・・・「WiMAX2+」回線
クラウドSIM・・・Softbank、au、DoCoMoの4G/LTE回線を自動的に切り替えて接続して使用
モバイル回線で代表的なのはLTE(4G)。
スマホと同じ電波を使ってネット接続をします。
3大キャリアと言われるドコモ、ソフトバンク、auなどの通信会社がサービスを提供しています。
他のモバイル回線に比べて、金額がちょっと高めですね。
WiMAXはモバイル回線の中では通信速度が速いのが特徴。
ただ、都市部に強く地方に弱いので、地方に引っ越す可能性があるならやめたほうがよさそう。
GMOWiMAXが人気ですが、3年契約なところも転勤族としてはちょっと引っかかる…
クラウドSIMは、ドコモ、ソフトバンク、auのLTE回線の中から最適なものを自動的に選んで接続します。
つまり、3大キャリアの電波が届くところが使えるエリアということ。
どこに住むことになるか予測のつかない転勤族には嬉しいサービスだな、と感じます。
それから、LTEやWiMAXと違って、通信制限(使いすぎると通信速度が落ちて、つかいものにならなくなる)無しと言っている会社が多いです。
ということで、わたしのおすすめはクラウドSIMですね!!
クラウドSIMにはどんな種類があるの?
「どんなときもWiFi」「Mugen WiFi」などがよく知られています。
ただ、コロナウィルスの影響で通信障害が出たりするなどして、2020年7月現在サービスの新規受け付けを終了しています。
そんな中でのおすすめは「クラウドWiFi」。
- 月額2,580円(20GB)~
- 契約期間の縛りなし(レンタル開始1か月後から無料で解約可能)
- 最短即日発送
1か月すぎれば解約の違約金などとられることもないので、ちょっと試しにやってみることができます。
月額料金も安いので、未来の予測がたてにくい転勤族には使い勝手がいいと思いますよ。
>>最短即日発送でクラウドWiFiの最新機種をレンタルしてみる!
まとめ
転勤族だけど家でたくさんネットを使うなら、固定回線を選びましょう。
引っ越しの時に工事費や手数料がかかるなど金額面はかかるけれど、生活の質はかなり快適なものになります。
固定回線なら、光コラボの中から選ぶのがおすすめ。
基本は自分や家族が使っているスマホのキャリアと同じところか、解約期間のしばりのないenひかりですね。
今まさに引越しをするところでネット回線の見直しを考えているなら、まずは引っ越し先の環境チェックをするのが大事。
無料で新居のネット環境を調べてくれる「引っ越しNAVI」を活用してみてくださいね。
>>引越し先のインターネット環境を無料で調べてくれる【引越しラクっとNAVI】
スマホやタブレットで調べ物をしたり動画をちょこっと見るくらいなら、モバイル回線を選びましょう。
引っ越ししても端末を持ち運ぶだけなので、簡単で便利です。
いつどこに住むことになるのかわからない転勤族なら、クラウドSIMの仕組みを使ったモバイル回線が最適。
契約期間にしばりのない、「クラウドWiFi」がおすすめです。
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